決済サービス会社様の事例

事例概要

Eコマースとコンビニ、クレジットカード、電子マネーなどによる決済サービスを提供しているクライアントから、24時間・365日止めることの出来ないシステム及びインフラ構築をご依頼頂きました。

お金と同等の扱いが要求されるネット決済はミッションクリティカルなシステム構築とEコマースのアクセス負荷に対応する、高レスポンスなインフラが必要不可欠でした。

快適なレスポンス High Performance 止まらないシステム Mission Critical 高度な運用性 High Operability

絶対にデータが消えないシステム構築

本件ではシステムの絶対条件として、データ損失ゼロが求められました。また、飛躍的に増大しつつあるネット決済において、拡張性を含めた中長期的な対応を見据えKVITはOracleRAC(10g.Enterprise Edition)とOracle Data Guardを組み合わせたインフラのご提案を致しました。

ご提案システム構成

システム構成イメージ

通常、データの信頼性を高めるために行う対応は構成要素の冗長化ですが、予備サーバーはトラブルが起こらない限り、稼働することはなくリソースの無駄が生じます。

そこで、 今回OracleRAC(10g.Enterprise Edition)を採用しました。OracleRAC(10g.Enterprise Edition)は複数代のサーバーを切り替えるのでなはく同時に並列で運用することができ、負荷分散やトラブル時の主サーバー切り替え時間の大幅な短縮を実現します。

共有ディスクにはNetApp社製ストレージというパッケージを使用し、OracleRAC(10g.Enterprise Edition)と組み合わせる事で、最大限の効果を発揮するシステムを構築いたしました。

障害テスト

システム開発とインフラ構築において障害テストは非常に重要なタスクです。特に今回のようにデータ損失ゼロという精度の高い対応が求められる場その重要度はより一層高まります。

KVITでは安全性を高めるため、システム納入前に幾重にも障害テストを実施し、製品ベンダーの 納入前テストと合わせ万全の障害対策を実施しております。

障害試験項目障害発生時の対応
1インスタンス障害(DB) Oracleプロセス障害からの自動復旧
2インスタンス障害(RAW) ストレージ多重アクセス障害時の
自動フェイルオーバー
3ノード障害 OSのフリーズ等による障害からの
自動フェイルオーバー
4クラスタ障害 Oracleクラスタウェア(CRS)の障害時の
自動テイクオーバー
5インターコネクト障害 インターコネクト用NIC・Switch障害からの
自動フェイルオーバー
6パブリックネットワーク障害 パブリックネットワーク用のNIC・Switch障害からの
自動フェイルオーバー
7ストレージ経路障害 HBA・FCケーブル障害時の自動復旧
8ストレージコントローラー障害 ストレージコントーラー障害時の自動復旧
9ストレージ多重障害 FAN・ケーブル・コントローラー・ディスク多重
障害時の自動復旧
10OracleRAC障害 OracleRAC自体の障害時におけるシステムの
自動テイクオーバー

クライアント様の声

綿密なお打ち合せとご要望の実現を通じ、クライアント様から高い評価を頂きました。
通常、インフラを得意としている会社は、連携の強い特定ベンダーの製品しか扱わない場合が多く、提案の幅に制限があります。KVITではベンダーにとらわれず、中長期的な視点からのご提案で高評価を頂いております。

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